いわさきちひろは、生涯、「子ども」をテーマに描き続けた画家でした。
そのなかには、あそびの情景をとらえた作品も少なくありません。
1950年代から60年代に多く手がけた、「キンダーブック」など幼児向けの月刊誌では、
息子やその友人たちもモデルにしながら、集団であそぶ子どもたちの姿をいきいきと描き出しました。
その一方でちひろは、ひとりで自由に思いをはせ、あそびに熱中する姿も描いています。
本展では、絵雑誌やカレンダーなどに発表された絵を中心に、
あそびの情景を描いた作品をピエゾグラフで紹介します。
「はないちもんめ」や電車ごっこ、虫捕り、凧あげ、しゃぼん玉、あやとり・・・
夢中になって楽しむ子どもたちの姿は、幼い日のなつかしい記憶を呼び覚まします。
子ども時代のあそびの思い出とともに、ちひろの絵をお楽しみください。
【ピエゾグラフとは】
ちひろ美術館では、現時点でのちひろの作品の色合いや風合いをデジタル情報として保存し、最新技術の「ピエゾグラフ」という
方法によるデジタルアーカイブと「ピエゾグラフ作品」としての複製に取り組んでいます。耐光性のある微小インクドットによる
精巧な画像表現は、繊細な水彩画の再現性を飛躍的に高め、明るい光のもとでの絵の鑑賞を可能にしました。
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アイエム[インターネットミュージアム] 「ちひろの生まれた家」記念館
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