ちひろは、人の喜びや悲しみを描きだすアンデルセンの童話に心惹かれ、毎年のように彼の童話に絵を描きました。1966年には、『絵のない絵本』の取材を目的に、約一か月にわたるヨーロッパ旅行に出かけアンデルセンの生地デンマークのオーデンセも訪れています。その後の絵にはヨーロッパの建物や風景を見たからこその臨場感を感じる表現が取り入れられていきます。本展では、ヨーロッパの旅で描かれたスケッチや、絵本『おやゆび姫』『絵のない絵本』『にんぎょひめ』『あかいくつ』を、ピエゾグラフ作品でご紹介します。