ちひろの描く冬の絵の子どもたちは、体が縮こまってしまう寒さのなかでも、元気に遊んでいます。
ちひろ自身も、冬を楽しんでいました。信州生まれの両親を持つ彼女は、女学生のころよりスキーを得意としていましたし、母となってからも、正月は家族で信州の温泉で過ごすなど、忙しい仕事の合間の家族の時間を大切にしていました。これらの経験は、彼女が描く絵の中に息づいています。
本展では、冬の子どもたちが描かれた作品と、雪山を舞台に描かれる絵本『つるのおんがえし』を紹介します。いきいきと雪を滑る子どもや、あたたかい帽子やマフラー、ミトンを身に着け、楽しく冬を過ごす子どもたちをご覧ください。