ちひろは、若い頃から欧米の映画や音楽に親しんでいました。戦後は映画俳優フレッド・アステアの歌や映画に夢中になり、毎日のようにレコードを聞いていたといいます。そうした体験がちひろの感性を育て、絵本づくりにも大きな影響を与えました。
1950〜60年代には、幼児向けの絵雑誌の仕事のなかで、童謡やわらべうたの世界を描いています。「かごめかごめ」や「ロンドン橋がおちる」などなつかしい遊びをする子どもたちを生き生きと表現しました。さらに『ふたりのぶとうかい』では、音楽を絵本で表現する試みにも挑戦しました。
音楽とともに広がる、ちひろならではの子どもの世界をお楽しみください。